WSJT-X のメーリングリストでWSJT-Xを走らせているPCのスペックについて話題になっています。開発チームの中で、Q65のデコーダを改良し、CPUのAVX命令を使い、処理を高速化する試みがなされているようです。
AVXとはIntel CPUが持つ拡張命令セットで、SIMD処理による計算の高速化を行うものです。SIMDとは Single Instruction Multiple Data (Single Instruction Multiple Datastream かと思っていたら違うようです) の略で、一つの命令で複数のデータに対して演算を同時並列に行うものです。AVX機能ですが、最近のIntelあるいはAMDのCPUには大抵搭載されています。しかし、古いCPUだと搭載されていません。
自分の使っているPCはどうなのか?ですが、CPU-Zというツールで判断できます。CPU-Zのホームページ、矢印のところからダウンロードし、インストールします。窓の杜からもダウンロードできます。
走らせるとこのようなウィンドウが現れます。Instructionsという項目にAVXがあればAVX機能が使えます。なお、現状のWSJT-Xでも、CPUにAVXがあるかどうか自動的に判断し、AVXがある場合はAVXを使ってFFT計算を高速化しているそうです。
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