2024年1月2日火曜日

WSJT-X 2.7.0-rc3 公開

 WSJT-X 2.7.0-rc3 リリースノート

2024年1月1日

WSJT-X 2.7.0-rc3では、いくつかの新しい機能、たくさんの強化改善、バグの修正を行いました。

  • 「Hamlib更新」機能追加。Windows版では、WSJT-Xから直接Hamlibを更新することができるようになりました。ひとつ前のバージョンは自動的にバックアップされ、必要に応じてもとに戻すことができます。
  • リンクしているHamlibのバージョンを表示するようにしました。Linux版、MacOS版も同様。
  • FTラウンドアップメッセージプロトコルを強化。シリアルナンバーだけでなく、固定の4桁の番号を送ることもできるように変更しました。FT RUプロトコルを他のコンテストにも使えるようになります。
  • モード変更を即座にできるように改善。サブモードに加え、「Sh」「Fast」のオンオフ状態もモードごとに記憶されるようになりました。
  • マウス右クリック動作を改善。
    • Q65ボタンを右クリックすることで、パイルアップモードへ移行。左クリックで通常モードへ戻る。
    • JT65ボタンを右クリックで、JT9モードへ移行。
  • Q65ですべての受信メッセージを右側ウィンドウに表示。
  • メッセージアベレージ動作はVHF機能がオンのときのみ実行されるように変更。ラベルもメッセージアベレージ動作のオンオフによって、「Single Period Decodes」「Average Decodes」と変化します。
  • Hamlibトランシーバーモードの改善。リグスプリットの動作がより安定するようになりました。
  • WSJT-XとDXLabの間の冗長な通信を排除。
  • OpenSSLライブラリがなくてもLotWファイルをダウンロードできるように変更。
  • WSPRでもスポットカウンターが使えるように変更。
  • Foxモードで個々のコンテスト名を挿入しないように変更。
  • 「Include extra WAE entities」が選択されていない場合、WAEエンティティ―が正しくDXCCに対応するように改善。
  • ARRL EMEコンテストのため、wsjtx.logファイルをCabrilloフォーマットへ変換するツール「cablog」を追加。
  • Active Stationウィンドウの改善。
  • EchoモードのRx/Tx周波数を1500Hzに固定。
  • Linux版のインストールを若干修正改善。
  • CTY.DATファイルの更新。

2023年7月8日土曜日

WSJT-X 2.7.0-rc2公開

 WSJT-X 2.7.0-rc2が公開されました。以下、リリースノートの和訳です。

2023年7月7日

WSJT-X 2.7.0-rc2では、以下の改善と問題修正を行いました。

  • CTRL+SHIFT+F11/F12を押すと、従来は2000Hzダイヤル周波数を上下していましたが、1000Hzに変更しました。
  • 来る日食イオン圏科学研究プロジェクトのためにPSK Reporterへのスポット機能を強化。
  • ハンガリー語のユーザーインターフェースを追加。
  • Q65のサブモードDとEにおいて発生するデコード誤りを修正。
  • QSO開始時間が間違う問題を修正。DXコールが変わったときリセットされるように変更。
  • ARRLデジタルコンテストでログできない問題を修正。
  • Q65モードにおいて、モードボタンを右クリックすることによってパイルアップモードをON/OFFする機能をmacOSでもサポート。
  • macOS Venturaにおいて、コンパイルエラーが出る問題を修正。
  • WSPRとFST4Wでバンドホッピングが動作するように修正。
  • cty.datファイルを使用したとき、きちんとU.S.A.が表示されるように改善。
  • Active StationsウィンドウでFT8エントリーが2重に表示される問題を修正。

2023年6月26日月曜日

P2APRS - an APRS client on iPhone

iPhone上で走るAPRSクライアントアプリP2APRSを作ってみました。通常、iPhoneのアプリは、Macなどの上にXcodeという開発環境を導入し、Objective-CやSwiftという言語を使って作らなければなりません。一応、Macbook Airを持っているのですが、もう10年くらい前のモデルで、古すぎてXcodeが走らず使えません。

今回は、Pythonista3というアプリをiPadにインストールし、その上に自分のアプリを作っています。Pythonista3は、iOS上で走る有料のアプリで、1500円しましたが、控えめに言って、大バーゲン神アプリです。Pythonista3を使うと、Macがなくても、iPhoneやiPadでアプリが開発できます。ソースコードは最近AIなどで広く使われているPythonで書きます(Pythonはライブラリが充実しています)。Pythonista3にはエディタがついていますので、iPhone一台でプログラムを書き、走らせ、そしてデバッグができます。すごい。。。。。今回も、iPhoneを持って歩きながらAPRSアプリを走らせてテストし、問題があったら、その場ですぐにソースコードを修正、再びテスト、ということで、これ以上便利な開発環境はないかもしれません。



P2APRSはテスト中ですが、そのうち、公開したいと考えています。


WSJT-X 2.7.0-rc3 公開

 WSJT-X 2.7.0-rc3 リリースノート 2024年1月1日 WSJT-X 2.7.0-rc3では、いくつかの新しい機能、たくさんの強化改善、バグの修正を行いました。 「Hamlib更新」機能追加。Windows版では、WSJT-Xから直接Hamlibを更新することがで...