2021年3月31日水曜日

tinyFSK.fskのソースコードを公開しました

 Elecraft社のK6TD Kevinからの要望に応え、MMTTYのプラグインであるtinyFSK.fskのソースコードを公開しました。

https://github.com/ja7ude

当時、EXTFSK64をベースに急いで作ったので、本来tinyFSKには不要なコードが残ったままになっており、ちょっときたないです。

2021年3月27日土曜日

WSJT-X 2.4.0-rc4 ユーザーガイド 日本語訳

 WSJT-X 2.4.0-rc4のユーザーガイドが公開されました。その日本語訳を公開します。

WSJT-X 2.4.0-rc4 リリースのお知らせ

 2021年3月26日にWSJT-X 2.4.0-rc4がリリースされました。以下はリリースノートの和訳です。


WSJT-X 2.4.0-rc4では新しいQ65機能を追加し2.4.0-rc3と2.3.0で見つかった問題を修正しました。

  • Q65-120xとQ65-300xで発生するQ65同期カーブ表示の問題を修正。
  • Q65で、オーディオ周波数とデコードされたメッセージを最大100個まで記録するよう変更。ウォーターフォールをダブルクリックしたとき、クリックした周波数から上下10Hzの範囲でリストを検索、「DXCall」を最も最近デコードしたメッセージから取得、そして最大「q3」でデコードを行うように変更。
  • Q65のADIFをmode=MFSK、submode=Q65とする。
  • もし、シングルデコードがチェックされていない場合、指定された受信周波数でシングルデコードを行ったあとでも累積平均処理を行ってデコードを実行するよう変更。
  • WAVファイルからデータを読んでデコードする場合、現時間ではなく、WAVファイルの名前から得られる元の時間を表示するよう変更。
  • ワイドグラフの設定が間違っていても境界エラーが発生しないように修正。
  • FT4モードのスプリット運用における問題を修正(TNX to JG1APX)。

WSJT-X 2.3.1 正式版リリースのお知らせ

 2021年3月26日 WSJT-X 2.3.1正式版がリリースされました。以下はリリースノートの和訳です。


WSJT-X 2.3.1正式版ではサンプルWAVファイルを追加しFST4とFST4Wモードの使用方法ガイドを更新しました。また、2.3.0以後見つかったたくさんの問題を修正しました。以下に主なものを列挙します。

  • マルチキャストUDPサーバーへメッセージを送るとき、他のクライアントが選択されていない場合はループバックインターフェースを使うこととする。
  • インスタンスのロックファイルの不具合により起動時に無限ループに陥る問題を修正。
  • Hamlib CATを使わずに直接シリアルポートでPTTを制御するときは、PTTシリアルポート共有をオンにするよう変更。
  • 複数のNB値を試行するよう負のNB値が選択されているとき、FST4とFST4Wデコーダが一度デコードを成功してもデコード継続するよう変更。
  • 自動シーケンスを修正。特に、最終メッセージを繰り返すケースを修正。繰り返されたメッセージをダブルクリックしても正しく動作するよう修正。
  • MSK144モードにおいて、EU VHF コンテストモードが誤ってオフになっていまう問題を修正。
  • FT4モードでAPデコードを使用した場合、誤った情報をログする問題を修正。
  • デコード時にWAVファイルがうまく録音できない問題を修正。
  • macOSの共有メモリパラメータ調整方法を改善。

2021年3月16日火曜日

WSJT-X 2.4.0-rc3 ユーザーガイド

 WSJT-X 2.4.0-rc3 ユーザーガイド 日本語訳を公開します。

 

WSJT-X 2.4.0-rc3 リリース

 WSJT-X 2.4.0-rc3 リリースノート

2021年3月15日 

日本語訳 大庭 JA7UDE

WSJT-X 2.4.0-rc3では新しいQ65モードの機能を追加しデコーダの最適化を行いました。加えて、rc2と2.3.0GAで見つかったバグの修正を行いました。

  • Q65_Syncの表示(とくにmacOS)でのメモリ破壊を修正。
  • Q65で2つの同期カーブを表示するように変更、現状のシーケンスはオレンジ色、過去の累積は赤色で表示。
  •  「Save decoded」の動作を修正。
  • ワイドグラフの表示周波数最下限を0に設定したときクラッシュする問題を修正。
  • Settingsを閉じたときに送信を中止しないように変更。
  • Q65モードに変更したとき、またはSettingsを閉じたとき、送信周波数を700または1000Hzに強制変更しないように変更。そのかわり、700Hzであるべきにもかかわらず、そうでないときは赤い背景色で表示。
  • Q65でコンテストモードがオンになっているとき、警告を表示。
  • ユーザーガイドの主にQ65に関する追加修正。
  • 破棄したQSOのあとに新しいQSOを開始できない問題を修正。

2021年3月6日土曜日

WSJT-X 2.4.0-rc2ユーザーガイド日本語訳

 WSJT-X 2.4.0-rc2ユーザーガイドが公開されました。その日本語訳を公開します。

 

WSJT-X 2.4.0-rc2 リリース

 WSJT-X 2.4.0-rc2がリリースされました。リリースノートの日本語訳は以下の通りです。

 

WSJT-X 2.4.0-rc2

2021年3月5日

2.4.0-rc2では新しいQ65モード機能が追加され最適化が行われました。 加えて、rc1で見つかった問題の修正が行われました。

  • Q65のサンプルWAVファイル追加。
  • macOSでアイコンから起動したときクラッシュする問題を修正。
  • JT4モードでクラッシュする問題を修正。
  • QSOのさなかで信号レポートを変更しないように修正。
  • 多国語ユーザーインターフェイスの更新(Sze-to, VR2UPU, and Michael, 5P1KZX)。
  • Q65の「Call 1st」オプション追加。
  • Q65メッセージ平均化機能を改良。最初、4つのメッセージを単純平均、その後、指数関数的に平均。
  •  macOSでインストール後の手順を改良(TNX Charlie, G3WDG)。
  • Q65のシミュレータにシングルトーンを発生するオプションを追加(TNX Charlie, G3WDG)。
  • Q65デコーダのスプリアス抑制を強化
  • 空のQ65デコードメッセージを除去
  • 帯域の広いQ65モード送信信号をパスバンド内に保持するためオーディオオフセットを自動的に小さくする機能を追加(TNX Charlie, G3WDG)。
  • Q65のSNR計算を改善。
  • Q65モードにおける Fast/Normal/Deepのデコード深さを統一。
  • 「Save decoded」をQ65モードでも使えるように変更。
  • もう使われないISCATモードを取去。

WSJT-X 2.7.0-rc3 公開

 WSJT-X 2.7.0-rc3 リリースノート 2024年1月1日 WSJT-X 2.7.0-rc3では、いくつかの新しい機能、たくさんの強化改善、バグの修正を行いました。 「Hamlib更新」機能追加。Windows版では、WSJT-Xから直接Hamlibを更新することがで...