2021年11月6日土曜日

WSJT-X 2.5.2リリース

2021年11月4日、WSJT-X 2.5.2がリリースされました。

ほとんどの変更点はバグ修正です。詳細は以下の通りです。

  • Tx2メッセージの信号リポートがログに記録されないという昔からのバグを修正。
  • "dx-call-1 RR73; dx-call-2 <de-call> +nn"  messages  (i3=0, n3=1 DXpedition mode) 形式を通常の77ビットモードで使えるように改善。
  • Q65で、<call_1> call_2 形式のq3タイプメッセージがデコードされない問題を修正。
  • Q65において、q5タイプのメッセージデコードは、最大ドリフト制御値が50のときだけ実行するように修正。メッセージ平滑化カウンタが2つ増加してしまう問題を修正。
  • WSJT_AZEL_EXTRA_LINESが1またはそれより大きい場合、偏波オフセットDpol値をazel.datに書き込むよう変更。Dpol値はマイクロ波バンドのEMEで特に有用。
  • 自動ログオプション「Settings->Reporting」も通常の手動ログと同じプロンプトを出す動作に変更。
  • Q65の Fast/Normal/Deep設定はプログラム起動時にFastに戻らないように変更。自動デコードではユーザの設定を使うが、その後の手動デコードではDeepを使うように変更。
  • Hamlibの軽微な無線機制御バグを修正。
  • 中国語、香港語のユーザーインターフェースを更新。
  • 主なインテルCPU対応のLinuxディストリビューションは32ビット単独版の提供を廃止したため、WSJT-X 2.5.0以降、この32ビットLinux対応のプレビルド版は提供しないこととした。32ビット版WSJT-Xは、ユーザ自身がビルドできる。少なくとも、ビルドに必要なパッケージが提供されている限りサポートもする予定。


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